北海道芦別市でバレーボール教室を開催しました!

7月12日(日)、JTマーヴェラスの合宿地である北海道芦別市芦別市総合体育館で、地元自治体と教育委員会の主催のもとにバレーボール教室が開催。当日は、中空知(なかそらち)管内の13の中学校から、女子バレーボール部に所属する157名の生徒たちが参加しました。
同市におけるJTマーヴェラスのバレーボール教室開催は、今回が記念すべき第1回目となります。生徒たちは、生まれて初めてのバレーボール選手との出会いに少しはにかんだ表情を見せながらも、元気よくのびやかに実技に取り組んでいました。

久保 雅選手

「もっと大きな声を出してー!」と誰よりも大きな声を出し、生徒たちと積極的にコミュニケーションを図りながら指導していた久保選手。質問タイムでは自身のバレーボール人生に触れ、「ケガをしていたときは本当に辛かったけれど、バレーボールをやめたいとは思わなかった」と“あきらめない気持ちの大切さ”について熱く語っていました。

コメント 西山由樹選手

私自身はもともと実際にやってみせる方が得意なタイプ。でも、バレーボール教室では生徒たちに言葉で伝えていかなければならないので、“どう言えば分かりやすく伝えられるか”を考えながら指導しています。自分が分からないことを生徒に教えることはできないので、バレーボール教室は自分自身にとっても復習の場になりますね。今日の生徒たちは声も大きくて返事もとても素直。目いっぱいバレーボールの楽しさを伝えていきたいです。

コメント 高木理江選手

一口に中学生といってもレベルはさまざま。例えばレシーブの基礎ができている生徒には「次の人のことを考えて、ボールを上げる位置を見極めよう」、まだできていない生徒には「ボールをきちんと上に上げよう」と、一人一人を見ながら“この子はどこまでできるか”“どこまで要求してもよいか”を常に考えて指導するよう心がけました。この教室で教えられることはバレーボールをやる上で本当に基本中の基本ばかりですが、だからこそしっかりと身につけて帰ってもらいたいですね。

コメント 小酒翔子選手

生徒たちには一人一人、違うくせがあるので、今日のバレーボール教室ではそのくせを直していくように指導しました。例えばレシーブにしても、手を組んだ状態でボールを取りに行くくせがついてしまっているので、“まずボール下に入って体勢を整え、それからボールを手に当てる”ことを、2人一組での練習などを取り入れながら教えていきました。初心者の子も多かったけれど、こちらのアドバイスにきちんと耳を傾けて、やろうとする姿勢が見えるので教えがいがありました。

西山慶樹選手

「レシーブする時のコツは、手だけを動かすのではなく、足を使ってボールを運ぶこと。“手でボールを上に上げる”よりも“手をボールに自然に当てる”という意識を持って」と西山慶樹選手。生徒一人一人の様子を見ながらマンツーマンで親身になって指導していました。

遠藤りつこ選手

「みんな真面目に練習に取り組んでくれるから私自身も教えがいがある。人のアドバイスにしっかり耳を傾けると、バレーボールも上手くなれるよ」と生徒たちに語っていた遠藤選手。緊張して恥ずかしがっている生徒たちにも積極的に質問を投げかけ、上手に答えを引き出していました。

位田 愛選手

時折生徒たちを集合させながら、一つ一つの細かい動きまで熱心に指導していた位田選手。「スパイクを打つ時は力任せに打つのではなく、アゴを引いてひじを高く上げるようにすればその分打点も高くなるよ」と身振り手振りを交えて具体的にアドバイスをしていました。

神本千佳選手

「パスの時は力を入れすぎないことが大切。体をしなやかに保つことを心がけて」と丁寧に指導していた神本選手。質問タイムでは、クラブ内の人間関係に悩む生徒からの相談に、真剣に考え込む場面も。自身の体験を踏まえながら生徒と同じ目線に立って誠実に回答していました。

加藤千尋選手

終始、笑顔で生徒たちに接する姿が印象的だった加藤選手。「レシーブの時は、走りながら受けるのではなく必ずボールの下にきちんと入って。体勢をしっかり整えてからボールを受ければ、軌道がブレないよ」と生徒一人一人に細かくアドバイスを送っていました。

コメント 川原麻実選手

今日の生徒たちは元気があって、挨拶もきちんとできるので教えていても本当にかわいいですね。中にはバレーボールを始めたての生徒も多く、基本的な部分がまだできていないようだったので、基礎から丁寧に教えるように心がけました。ちょうど前日の練習の時に、石原監督からレシーブについて「足に重心をかけて止まってからボールに当てる」と私自身が指導を受けたばかり。これを生かして、生徒たちにも特にその点を徹底するように伝えました。

コメント 井上琴絵選手

レシーブの時はできるだけ早くボールの下に入り、相手にしっかり目線を向けて返すこと。本当に基本的で当たり前のことですが、正確に相手のもとへレシーブを返すためには一番大切なことでもあるので、その点を意識して指導しました。生徒たちにはもっとバレーボールを好きになってほしいし、上手くなってほしいですね。私自身がずっと続けているからということもありますが、生徒たちにも同じように、できるだけ長くバレーボールを続けていってもらえたらと思います。




今回のバレーボール教室では、実技指導の合間をぬって、選手たちによるレシーブとスパイクのデモンストレーションが行われました。選手たちのスパイクが鋭い音を立ててコートに突き刺さると、周りで見学していた生徒たちはその迫力にびっくり。スパイクが決まるたびに歓声を上げながら、身を乗り出して食い入るようにコートを見つめる姿が印象的でした。

先生にインタビュー!

今日のバレーボール教室を生徒たちはとても楽しみにしていました。ぜひ、来年以降も続けていただきたいですね。生徒たちは皆初心者なので、選手の皆さんの上手なプレーや基本の形を実際に見るだけでもとても勉強になると思います。普段とは違う環境、違う方法で教えてもらうということも新鮮な体験となったようです。


こういった取り組みは、教師としても非常にありがたいですね。私自身もメモを取りながら拝見させていただきました。選手の皆さんの指示は、本当に的確。それにただ教えるだけではなく、生徒自身に考えさせるようなアドバイスをしてくださるので、きちんと本人の力につながっていくように思います。

生徒たちにインタビュー!

スパイクを打つ時の選手のジャンプ力がすごかったです。バレーボールは始めたばかりで分からないことがたくさんあるけど、これからもっと上手になって、選手のようなスパイクが打てるようになりたいです。


きちんとした体勢を取れば、レシーブやパスの時にボールがずれたりブレたりしないということが分かりました。これから気をつけていきたいです。


選手のスパイクがかっこよかったです。自分のスパイクとは鋭さもスピードも全然違うなと思いました。 アンダーパスの時は腕を振らないこと、トスの時は手で三角の形を作ることを教えてもらいました。選手に優しく教えてもらえて嬉しかったです。

北海道芦別市でバレーボール教室を開催しました!