兵庫県西宮市でバレーボール教室を開催しました!

6月27日(土)、兵庫県西宮市教育委員会の主催によるJTマーヴェラスのバレーボール教室が、浜甲子園運動公園体育館で開催されました。
この日参加したのは、西宮市内の23のバレーボールクラブに所属する、小学校5・6年の総勢198名の生徒たち。夏の始まりを思わせるような汗ばむ陽気の中、会場となった体育館は外の暑さに負けずとも劣らない熱気で包まれました。

開会式

午後1時30分。体育館いっぱいにきちんと整列した198名の生徒たちの前に、選手たちが登場しました。
奥田コーチの「今日は短い時間ですが、一緒に楽しくバレーボールをしましょう」という挨拶に続いて、選手たちが一人一人自己紹介をしていきます。
JTマーヴェラスの本拠地でもある西宮市でのバレーボール教室は、今年で8回目。生徒たちの中には昨年度に引き続いての参加者も多く、みんな、この日を楽しみにしていたようです。

実技指導(前半:基礎練習)

開会式の後にいよいよ実技指導がスタート。前半は4つのグループに分かれての基礎練習です。まずはケガを防止するためにもおろそかにできないウォーミングアップから。
各グループともに、ランニングやストレッチ、ダッシュを行って徐々に体を馴らしていきます。緊張のせいか、最初はなかなか声が出ない生徒たちに、「声を出していこう!」と大きな声をかけていたのは坂下選手。今回のバレーボール教室は自身の地元・西宮市の小学生対象ということもあり、一段と気合が入っているようです。ストレッチでは、お手本となった加藤選手の体の柔らかさに一堂びっくり。周りで見守っていたクラブ指導者の方々からもどよめきが起きていました。


十分に体が温まった後は、ボールを使っての練習に入ります。この日のメニューは、オーバーパスとアンダーパスの2種類。最初に選手たちがお手本を見せ、生徒たちがそれに続きます。しかしボールはなかなか思ったところに返らず、悪戦苦闘。選手たちは生徒たち一人一人に「ボールをキャッチするときは膝をしっかり使って」(西山由樹選手)、「手の形に気をつけて」(小酒選手)など、身振り手振りを交えて具体的にアドバイスしていきます。この頃になると生徒たちの緊張もほぐれてきたのか、生き生きとした笑顔が見られるように。「楽しく練習ができるよう、対戦方式のゲームなどを取り入れて工夫しました」という遠藤選手たちのチームでも、大きなかけ声が響いていました。最後に行った連続パスの競争では、自分たちの分を終えた生徒が、まだ終えていない生徒に「頑張れー!」と声をかける様子も見られました。

実技指導(後半:ゲーム)

実技指導の後半は、8つの班に分かれてのゲーム練習です。ルールは簡単。トーナメント方式で、制限時間内により多く得点を挙げたチームが勝ちというもの。1班約25名の大所帯で、全員がコートインしたこともあって、本当ににぎやかなゲームになりました。


優勝チームには記念品が配られるというアナウンスが入り、俄然はりきる選手と生徒たち。試合はどのコートも熱戦になりました。残念ながら1回戦で敗退してしまった位田選手の「サーブを制したチームが勝つと思います」との分析通り、なかなか相手コートにサーブが届かず、苦戦する場面も見られます。それでも続けていくうちにボールは徐々につながり始め、鋭いスパイクが繰り出されると会場は大いにわきました。
そんな中、コートサイドでは、生徒たちが谷口選手や高木選手を囲んで和気あいあいと談笑。2人とも、生徒たちから投げかけられる質問や学校での話に、楽しそうに耳を傾けていました。


そしていよいよ決勝戦。対戦カードは、神本選手率いる第2班と、川原選手、井上選手の第8班との対決に決まりました。試合前に「今日は、楽しい記憶を持ち帰ってほしいです」と話していた神本選手。対して「できれば優勝させてあげたいです」とつぶやいていた川原選手。試合は両者譲らぬ接戦となりましたが、最後は15-11でゲームセット。見事優勝した神本選手の第2班には、記念品としてJTマーヴェラスのオリジナルハンカチがプレゼントされ、全員がハイタッチで勝利を喜び合いました。

生徒から選手たちに質問タイム!

ゲームの後は、生徒たちが選手を囲んでの質問タイムです。生徒たちはVリーガーである選手たちに興味しんしん。
バレーボールに関する質問はもちろんのこと、「一日の練習時間は?」、「テレビに出たことはありますか?」といった質問まで飛び出しました。選手たちは終始笑顔で、時には真剣に考えながら、生徒たちの質問に一つ一つ答えていました。


Q.何歳からバレーボールを始めましたか?
《回答》西山慶樹選手
始めたのは小学校4年生からです。ほとんど毎日バレーボールをやっていました。練習は大変だったけれど楽しかったから、やめたいとは思わなかったです!


Q.バレーボールが上手くなるには何が大切ですか?
《回答》久保選手
あきらめないこと、声を出すこと。そして向かっていく気持ちを持ち続けることです!

閉会式

楽しかったバレーボール教室も、あっという間におしまいの時間です。
選手との記念撮影の後の閉会式では、生徒たちは選手に「ありがとうございました!」と大きな声で挨拶。最後に選手全員とハイタッチを交わし、JTの飲料『レモン水』のお土産を手に解散しました。短いながらも充実したひとときとなったこの日のバレーボール教室。生徒たちはもちろん、選手たちにとっても“元気をもらった”1日となりました。

クラブ指導者の方にインタビュー!

普段、子どもたちにとってV・プレミアリーグで活躍する選手に直接指導してもらえる機会はなかなかないので、このような取り組みはとても貴重だと思いますね。子どもたちも選手に会えるのを楽しみにしているようで、「どんな選手がいるの?」と自分なりに興味を持って調べたりしています。


JTマーヴェラスのバレーボール教室には毎年参加させていただいています。もちろん、参加したからといってすぐにバレーボールが上達するわけではありませんが、選手たちと交流することで、子どもたちも楽しみながら良い刺激を受けているようです。また、実際にVリーガーの練習メニューを垣間見ることができるので、指導者としても参考になります。たとえ同じ学年でも体格や技術レベルは子どもによって違うし、教えるのは本当に難しいのですが、選手の皆さんの教え方はとても上手だと思いますね。

生徒たちにインタビュー!

ゲームの練習が一番楽しかった! でも負けてしまったので悔しかったです。来年も絶対参加したいです。


今日は活躍している選手に教えてもらえてうれしかったです。バレーボールは大好き!


中学でも、高校でもバレーボールを続けていきたいです。


初めて会うチームの子がたくさんいたけど、バレーボール教室の間に仲良くなって、友だちができました。


オーバーパスをするときの手の形や、目線の位置を分かりやすく教えてもらいました。


選手の身長が、お母さんより大きくてびっくりしました。みんなスタイルがよくてかっこよかったです。「大きくなるにはいっぱい食べていっぱい寝ること」と教えてもらいました

兵庫県西宮市でバレーボール教室を開催しました!