「呉バレーボール教室」でJTサンダーズの選手たちが実技指導!!

6月20日(土)に、呉市総合体育館で「呉バレーボール教室」が行われました。午前の部は中学生男子と高校生女子、午後の部は中学生女子が参加。JTサンダーズの選手たちは、総勢502名の生徒たちに直伝のメニューで実技指導を行いました。

宮下雅寛選手

生徒たちに負けないくらい、ひと際大きな声をかけるなど、積極的にコミュニケーションを取りながら指導していた宮下選手。「スパイクを打つ時に肘が下がってしまう人は、小指を外に開く意識を持つと、肘が下がらないよ」など一つ一つのプレーの細かい部分まで的確にアドバイスを送っていました。

コメント 町野仁志選手

生徒たちには、“楽しく”バレーボールをしてほしいです。当然、一生懸命バレーボールに取り組むと、しんどい事に突き当たることもあります。でも、バレーボールの“楽しさ”を分かっていれば、辛い事も乗り越えられます。バレーボール教室は限られた時間の中での指導になりますが、基本プレーやチームプレーについてのアドバイスはもちろん、そういう“楽しさ”も生徒たちに感じてもらえるように指導しました。

酒井大祐選手

1本のボールの重みについてアドバイスしていた酒井選手。 「次にボールを触るプレーヤーのことも考えてプレーしてください。そして、みんなが託してくれたボールということも意識してみてください。バレーボールはチームスポーツなので、決して1人でプレーしているわけではありません。これからは、みんなで声をかけあってプレーすることを心がけると、さらによいチームになると思います」と、1本の重みとチームワークの大切さを述べながら、生徒たちへエールを送りました。

丹山禎和選手

「とにかく、自分の近くにボールを落とさない。誰かがボールを拾ってくれると思うのではなく、自分が取るんだという意識を練習から持ってください。日々の練習、さらには練習の中の一つ一つのメニューに対しても、それぞれ意味を考えながら取り組むようにしましょう」と、生徒たちへ言葉をかけていた丹山選手。

徳元幸人選手

レシーブのスペシャリストでもある徳元選手。「レシーブをするときは、上半身だけではなく、必ず足と腰を使うように意識して。そして、オーバーなら必ずボールの下に、アンダーならボール前に入るように心がけよう。走りながらや体が動いたままの状態でレシーブはしないように」など、レシーブの基本を実演を交えながら分かりやすく指導していました。

コメント 尾上健司選手

今回は、“楽しさ”ではなく“厳しさ”をテーマに指導しました。アップから多少きつめのメニューを盛り込み、時間もかけました。やはり、強くなるためには“厳しさ”も必要ですから。その他にも、ゲーム練習を通して、ポジション取りや動き出しのタイミングなど、実践に生かせるアドバイスも重点的に行いました。

コメント 中山大祐選手

生徒たちには、基本プレーの大切さを知ってほしいですね。若いうちはどうしても、スパイクやサーブなどを極めたがる傾向があります。でもそれらは、基本プレーがしっかりしていないと、上達しないんです。テクニックは時間をかけて磨いていくものですが、基本プレーは小・中学校で叩き込んでおくもの。そこを意識して、普段の練習から取り組んでいってほしいですね。

コメント 直弘龍治選手

担当した中学校の生徒たちはとても積極的で、「スパイクを打つ時のタイミングの取り方を教えてください」など、いろいろと質問をしてくれました。スイングや踏み込むタイミングなど、細かい部分までアドバイスしましたが、伝えたことを意識しながらすぐに練習に取り組んでくれたので、教えがいがありました。生徒たちからは、「上手くなりたい」という想いをとても感じましたね。

コメント 國近公太選手

生徒たちには、とにかく「元気よく、声を出してプレーしてほしい」と伝えました。声を掛け合うことでミスが減るし、常にコート内が活気にあふれます。そうすると、いつも以上に体が動き、普段は拾えないボールでも拾えたりするんです。プレーを磨くことも大切ですが、そういう声出しなどチームプレーの大切さも忘れないでほしいですね。

コメント 田村裕之選手

今回はバレーボールを始めたばかりの生徒も多かったのですが、少しハードなアップメニューを取り入れてみました。そこで、体の使い方やバランスについてのレクチャーを行いました。今回は中学生を指導しましたが、この先バレーボールを続けていく中で、苦しいと思う時がやってくると思います。でも、「しんどい」と思って、途中で諦めてほしくはないですね。そして、“技術”の向上を追求するだけではなく、自分の持てる力をフルに活用して打ち込む“がむしゃらさ”も大切にしてほしいです。

塚崎祐平選手

Vリーガーとしては、生徒たちにできるだけ長くバレーボールを続けていってほしいと思います」と語っていた塚崎選手。“バレーボールの楽しさを肌で感じてもらえるように”との想いの通り、生徒たちとも積極的にコミュニケーションを図りながら、手取り足取り指導をしていました。

コメント 石橋 健選手

今回は、他競技のトレーニングメニューも取り入れました。バレーボールとは違う体の使い方をすることで、リズム感がつくというか、運動神経の発達にもつながるんです。生徒たちにとっても初めてのメニューもあったと思うし、新鮮だったのではないでしょうか。これからも、バレーボール教室を通して、生徒たちにバレーボールの醍醐味などを伝えていきたいですね。

コメント 井上俊輔選手

生徒たちもリラックスできるよう、持ち前の明るさで和やかな雰囲気を作っていた井上選手。サーブの指導では、腕の角度やトスアップのコツなど細かい部分まで指導し、生徒たちがうまくできるようになるまで、じっくりと丁寧にアドバイスを送っていました。

インタビュー 先生にインタビュー!

技術的なことはもちろんですが、それ以上に、JTサンダーズの選手たちからバレーボールに対する姿勢を学んでほしいです。国内最高峰であるV・プレミアリーグで凌ぎをけずっている選手たちが語る言葉やプレーは、生徒たちにとってものすごく説得力があります。生徒たちにはそこから、バレーボールに打ち込む熱意や勝ちへのこだわりなんかを得て、今後の部活動に生かしてほしいですね。(中学生男子の先生)


生徒たちは、普段の部活動でも、スパイクやサーブ練習を好む傾向にあります。しかし、JTサンダーズの選手たちが、バレーボール教室で基本プレーの重要性を伝えてくれるので、指導者としては非常にありがたいですね。さらに、JTサンダーズが日々の練習で行っているアップメニューなども取り入れてくれるので、生徒たちはとても刺激を受けているようです。(中学生男子の先生)


バレーボール教室は、生徒たちはもちろん、私たち指導者もとても勉強になります。私自身も、久保コーチに「セッター」についていくつか質問をさせていただき、非常に分かりやすいアドバイスをいただきました。中でも、ミドルブロッカーを視界に入れてのトスアップなどは本当に参考になりました。早速、今後のチーム作りに生かしていきたいと思います。(高校生女子の先生)

インタビュー 生徒たちにインタビュー!

普段の部活ではやったことのないアップメニューがいっぱいで、とても楽しかったです(高校生女子)


オーバーパスを基本から分かりやすく教えてもらい、とてもためになりました。早速、明日の練習から生かしていきたいです。(高校生女子)


声を出すことの重要性を改めて教えてもらいました。声を出すことで、ボールを落とさなくなるし、チームに勢いも生まれてくるんだと実感しました。(高校生女子)


レシーブをする時は、いつも腕に気を取られていましたが、膝や腰など下半身も重要だということを知り、とても勉強になりました。(中学生女子)

「呉バレーボール教室」でJTサンダーズの選手たちが実技指導!!