黒鷲観戦記その２と写真集更新
チーム公式サイトが更新。
決勝トーナメント２日分を一度にアップします。
決勝トーナメント戦
5月4日（月/祝）
JTマーヴェラス３(22-25.25-23.25-22.25-18）１デンソーエアリービーズ
スターティングメンバー: 2谷口、3タチアーナ、6西山（由）、7竹下、9宝来、15位田、L井上
交代メンバー: 1坂下、4久保、8高木、11小酒、18河合、19川原
昨年度大会の決勝で惜しくも敗退を喫した相手、デンソーとの準々決勝。選手たちは勝利への強い気持ちを胸に、この一戦に臨みました。第1セットは相手に先制点を許すも、序盤から速攻と両サイドの速い攻撃を織り交ぜて得点を重ね、試合を優位に進めます。しかし中盤以降は一進一退の攻防となり、20-20の同点に追いつかれます。JTマーヴェラスは流れを変えるべく久保を投入しますが、最後は相手の速攻により2連続失点を喫し、22-25でこのセットを失います。
気持ちを切り替えて臨んだ第2セットですが、序盤はデンソーのペースで試合が進みます。しかし途中交代で入った高木がスパイクポイントを決めて流れを引き戻すと、その後は両サイドの攻撃を軸に速攻を絡めた攻撃パターンが機能。相手ブロックを翻弄します。中盤以降は両者一歩も譲らぬ攻防が続きますが、JTマーヴェラスは最後まで粘り強く攻撃を仕掛け、25-23で第2セットを奪います。
続く第3セットは先制点を奪って好スタートを切ると、久保のブロックやスパイクなどで得点を重ね、点差を広げます。中盤、自らのミスにより逆転を許すも、ここでコートに入った坂下が相手コートに強打を打ち込み、反撃を開始。さらに宝来を中心としたブロックが決まり、再び逆転に成功します。その後は完全に主導権を握り、25-22でこのセットも連取します。
王手をかけた第4セット、序盤は一進一退の攻防となりますが、井上を中心とした強固なディフェンスで相手に立ち向かうJTマーヴェラス。中盤には久保の速攻、坂下のスパイクなどで点差を広げ、終始、粘りのあるディフェンスと速い攻撃を展開します。そして24-18でマッチポイントを迎えると、最後は宝来が速攻を決め、セットカウント3-1でゲームセット。レシーブで切り返して攻撃につなぐ“全員バレー”を貫いての快勝で、準決勝へ駒を進めました。
この試合のヒロイン:ウイングスパイカー 高木 理江選手
途中出場し、攻守両面にわたって活躍を果たした高木選手。「今日は自分たちの力を十分に発揮できた試合だったと思います。自分自身も最後まで思い切ってプレーすることができました。明日も常に攻める気持ちを忘れず、全員で東レにぶつかっていきたいと思います」とコメントしました。
5月5日（火/祝）
JTマーヴェラス２(17-25.25-23.25-23.20-25.11-15)３東レアローズ
スターティングメンバー: 2谷口、3タチアーナ、6西山（由）、7竹下、9宝来、15位田、L井上
交代メンバー: 1坂下、4久保、8高木、11小酒、18河合、19川原
「2008/09V・プレミアリーグ」の覇者・東レアローズとの準決勝に臨んだJTマーヴェラス。第1セットは序盤こそ一進一退の攻防となりましたが、中盤でサーブレシーブが乱れてスパイクを決めきれず、徐々に点差を広げられてしまいます。高木、坂下を投入して巻き返しを図るものの、17-25で第1セットを先取されます。
「第58回黒鷲旗」準決勝・東レアローズ戦の観戦レポートとSpecial Photo Collectionを更新しました！
第2セットは序盤から東レにリードを許しますが、14-20の場面で高木がサーブレシーブしたボールを、竹下がツー攻撃を決めて15-20とすると、流れはJTマーヴェラスへと傾きます。谷口がレフトから2本連続で決め、続いて宝来が2本連続でブロックを決めて19-20。互いに点を重ねた後、高木がレフトから思い切りのいいスパイクを決めて、とうとう22-22の同点に追いつきます。直後に1点を返されるものの、高木にボールを集めて3連続得点で25-23。逆転で第2セットを奪います。
第3セットは序盤から宝来のブロックが炸裂。3本のブロックポイントのほか、相手のミスも手伝って5-0と抜け出し、勢いに乗ります。ところが、19-13の場面から東レの猛攻撃にあい、6連続失点。同点に追いつかれてしまいます。それでも集中力を切らさなかったJTマーヴェラスは、粘り強いプレーで相手のミスを誘います。その後も、要所で谷口が決め、25-23で第3セットを逃げ切ります。
第4セットは東レのコンビネーション攻撃に苦しみ、序盤で4-8とされます。JTマーヴェラスは粘り強くボールをつなぎながら、センター線を絡めて攻撃を仕掛けますが、序盤の失点が最後まで響き、20-25で第4セットを落としてしまいます。
第5セットは東レの両エースを止めきれず、3-8と走られます。谷口を中心に得点を重ね、11-13にまで詰め寄ったJTマーヴェラスでしたが、11-15でこのセットを落とし、「第58回黒鷲旗」は第3位で幕を閉じました。
