黒鷲観戦記その1

チーム公式サイトが更新。
予選3日分を一度にアップします。

予選グループ戦

5月1日(金)
JTマーヴェラス3(25-21.28-26.22-25.25-22)1パイオニアレッドウィングス


スターティングメンバー: 2谷口、3タチアーナ、6西山(由)、7竹下、9宝来、15位田、L井上
交代メンバー: 4久保、8高木、18河合、19川原


「2008/09V・プレミアリーグ」最終戦での屈辱を晴らすために臨んだパイオニアとの初戦。第1セット、JTマーヴェラスは谷口のスパイクで先制点を取り、好スタートを切ります。その後も常にリードしたまま試合を展開。中盤以降も攻撃の手を緩めることなく、両サイドからの速い攻撃を相手コートへ叩き込みます。そして終盤には2枚替えで入った河合、川原のコンビが2連続得点を挙げ、25-21で第1セットを先取します。
続く第2セットは、立ち上がりから一進一退の攻防に。中盤にリードを奪われたものの、終盤にはJTマーヴェラスのセンター攻撃が決まり、勝負をジュースに持ち込みます。その後も見応えのある長いラリーが続きますが、最後は宝来のブロック、タチアーナの強打が決まり、28-26でこのセットも連取します。
第3セットは序盤から、JTマーヴェラスのリードで試合を進めます。中盤、パイオニアのセンター攻撃によって逆転を許しますが、粘るJTマーヴェラスはセンターの速攻を絡めた攻撃によって得点を重ね、必死に食い下がります。しかし最後は22-25でこのセットを奪取されてしまいます。
何とか流れを変えたい第4セット、JTマーヴェラスは出だしから両サイドの速い攻撃を展開。大きくリードしたまま中盤に入りますが、ここからパイオニアにじわじわと点差を縮められます。2枚替えで流れを断ち切ろうとしますが、思うように攻撃を組み立てられず、一時は逆転を許します。しかし、ここで崩れることなく、最後まで攻撃を仕掛け、見事、逆転に成功。25-22で第4セットを制し、セットカウント3-1で勝利を収めました。決して楽な試合ではありませんでしたが、終始自分たちの攻撃を展開した結果の逆転勝ちとなりました。


この試合のヒロイン:ミドルブロッカー 宝来 麻紀子選手
ここぞという場面で得点を決めた宝来選手。「リーグでは一度も勝ち星を取れなかったパイオニアに対し、速いコンビ攻撃の練習を重ねて試合に臨みました。今日はその成果が発揮され、速攻やコンビ攻撃が効果的に決まったと思います。また、要所でサーブポイントも決まり、効果的なサーブも多かったので、これがブロックポイントにつながりました。決勝トーナメント戦に出場できるよう、明日も頑張ります」と試合を振り返りました。



5月2日(土)
JTマーヴェラス0(28-30.21-25.20-25)3NECレッドロケッツ


スターティングメンバー: 2谷口、3タチアーナ、6西山(由)、7竹下、9宝来、15位田、L井上
交代メンバー: 1坂下、4久保、18河合、19川原


NECとの第2戦に臨んだJTマーヴェラス。第1セット序盤から両サイドの攻撃が効果的に決まり、試合の主導権を握ります。中盤に入っても、速攻を絡めた時間差などのコンビ攻撃で相手のブロックやレシーブを翻弄。しかし終盤のサーブミスとスパイクミスによって2連続失点すると、そこからNECの反撃に遭い、21-21の同点に追いつかれてしまいます。JTマーヴェラスは流れを変えるべくサイドを中心に攻撃を仕掛け、勝負をジュースに持ち込みます。しかし、最後は相手の2連続スパイクポイントにより、28-30でこのセットを奪取されてしまいます。
続く第2セットは先制点を奪い、好スタートを切ります。しかし試合はNECがリード。大きく点差を広げられることはないものの、相手の速い攻撃にブロックが揺さぶられます。負けじとJTマーヴェラスも速い攻撃を仕掛けますが、最後はスパイクミスにより、このセットも失います。
あとがない第3セットは、序盤から一進一退の攻防が続く展開に。しかし先に抜け出したのはNECでした。JTマーヴェラスは相手の速攻に翻弄されて最後まで流れを変えることができず、20-25でゲームセット。セットカウント0-3での敗退となりました。



5月3日(日/祝)
JTマーヴェラス3(25-20.25-13.25-21)0東九州龍谷高等学校


スターティングメンバー: 2谷口、3タチアーナ、6西山(由)、7竹下、9宝来、15位田、L井上
交代メンバー: 1坂下、4久保、11小酒、19川原


決勝トーナメント戦進出のかかった大事な一戦。試合序盤から、谷口のサイド攻撃やセンターに切り込んでのコンビ攻撃が決まるなど、相手ブロックを翻弄します。相手チームも多彩な攻撃を仕掛けてきますが、センターのブロックがこれを阻み、主導権を握ったまま試合を展開。最後は西山(由)がブロックポイントを決め、25-20で第1セットを先取します。
続く第2セットも序盤から速い攻撃を仕掛け、相手のディフェンスを揺さぶります。中盤には宝来が相手のスパイクをシャットアウト。さらに谷口のスパイクポイントなどで得点を重ね、大きくリードを奪います。最後まで優位に試合を進めたJTマーヴェラスは、25-13でこのセットも制します。
第3セットは、一進一退の攻防に。中盤にはこの試合で初めてリードを許しますが、すぐに立て直し、竹下のブロックと位田のスパイクで逆転。最後まで長いラリーが続く白熱した展開の末、25-21でこのセットも奪い、ゲームセット。ここまで練習を重ねてきたコンビ攻撃が存分に機能してのストレート勝利で、決勝トーナメント戦進出を決めました。


この試合のヒロイン:セッター 竹下 佳江選手
多彩なトスワークで勝利に貢献した竹下選手。「目の前の試合を必死で戦った結果、勝利につながって良かったです。明日はもっと納得のいくバレーができるよう、チーム一丸となって頑張ります」と決勝トーナメント戦への意気込みを語りました。

「第58回黒鷲旗」準決勝・東レアローズ戦の観戦レポートとSpecial Photo Collectionを更新しました!