これはイカン

 今年3月のフィギュアスケートの世界選手権男子代表、織田信成(関大)が飲酒検問で摘発された問題で、日本スケート連盟の常山正雄専務理事は27日、「来週には結論を出します」と説明し、橋本聖子会長が自民党比例代表に出馬する29日の参院選終了後の倫理委員会で処分などを検討することを明らかにした。

 織田は昨年の全日本選手権2位で今季の特別強化選手に指定されているが、同連盟は日本オリンピック委員会(JOC)の強化費などで予定した30日からのカナダ合宿の取りやめや処分が出るまで自宅で謹慎するよう指示した。織田は28日に行われる長野県野辺山のアイスショーへの出演も自粛する。

 橋本会長ら幹部で構成する倫理委は活動自粛や出場停止、特別強化選手解除などの処分内容を検討するとみられ、持ち回りの臨時理事会で決定する方向。処分次第では10月下旬に開幕するGPシリーズで出場予定の第2戦スケートカナダ、第4戦フランス杯などの国際競技会派遣に影響が出てくるという。

[2007年7月27日22時22分]

飲酒運転で検挙の織田を処分へ(日刊スポーツ)

うわぁ〜、飲酒運転がこれほど問題になっているこの時代に、これはイカンなぁ。。。
「海外が多くて、日本の社会情勢には疎かった」といういい訳も通用しないでしょう。
せっかく頑張ってきたのに、なんてこった。


アスリートは酒飲むなとか、バイクに乗るなとかは言わん。
あの鉄人・金本だって、酒はめちゃ飲むしタバコもめちゃ吸う。
肉体的に、また精神的に自己管理ができていればいいけど。
できなければやらなきゃいいことであって。


事故になる前に警察が”止めて”くれて、よかった。
でも自分がやったことですし、処分は厳粛に受け止めて十分な反省を。
またこれに挫けずに、選手として人としてさらに大きくなれるよう。
より一層、頑張ってほしいです。


こういったことをした人は、絶対にこれで消えてはいけない。
ある意味、逃げることのできない強烈なプレッシャーをかけておきます。


後日にあらためて写真つきの詳細な記事が載っています。

 フィギュアスケートホープ織田信成(20=関大)が27日未明、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで検挙された。大阪市内で関大教授らと飲酒後、大阪・高槻市内をミニバイクで帰宅中に大阪府警高槻署の飲酒検問で摘発された。同日午後に会見した織田は涙を流して謝罪。今日28日のアイスショー(長野)出演は自粛し、当面は自宅で謹慎して日本スケート連盟の処分を待つ。戦国武将・織田信長の17代目の子孫として注目される10年バンクーバー五輪の星が、自らの行為でつまずいた。

 制服姿で会見に現れた織田は、童顔を涙でくしゃくしゃにして謝罪した。「このたびは、支援や応援をしてくださったたくさんの人の…」と切り出したが言葉に詰まり、うつむいて号泣。約20秒の沈黙の後、ハンカチで涙をぬぐい「申し訳ございません」と声を絞り出した。

 本人や関大の説明によると、織田は26日の練習後、関大アイススケート部顧問で学生センター所長を務める奥和義教授(48)と同センター職員2人の計4人で大阪市内のサウナと焼き肉店へ行き、酒を飲みながら競技と学業の両立についてアドバイスを受けた。「お酒は強くなく、ほとんど量は飲めない」という織田だが、生ビールを中ジョッキで2杯、芋焼酎の水割りをグラスで1杯飲んだという。

 一行は午後10時ごろJR大阪駅で解散した。織田は帰宅するために快速電車に乗車したが、降りるはずのJR高槻駅を寝過ごし、南草津駅(滋賀)で引き返し、27日午前0時30分ごろ高槻駅へ到着した。ミニバイクに乗り、約50メートル走ったところで検問を受け、呼気1リットルから基準値0・15ミリグラムを超す0・3ミリグラムのアルコールが検出された。

 高槻市内の自宅へは徒歩で1時間、ミニバイクで10分。「いつもは母に(自家用車で)迎えにきてもらうが、深夜なので(断念した)。自分で酔いがさめたと思った。安易な気持ちで乗ってしまった」。この日は携帯電話を自宅に忘れており、連絡するタイミングも失ったようだ。

 一歩間違えれば事故につながっていた可能性があった。「自分のしたことは犯罪。今でも反省している」。今日28日のアイスショー出演は自粛。今後は自宅謹慎してスケート連盟の処分を待つ。関大文学部教授会による処分の可能性もある。「自分を戒めて練習に励み、償えたらと思う」と何度も頭を下げた。

[2007年7月28日8時56分 紙面から]

織田信成が飲酒運転で涙の謝罪(日刊スポーツ)