泣くな羽生

昨夜、帰宅したらちょうどサッカーアジアカップの放送をしていたので、後半から見ました。


高温多湿の中、延長は両チームとも全く足が動かなくなり、見ている方もしんどかったですね。
放送席がまたそのイライラを倍増さえてくれてまったく(苦笑)


結果からいえば、羽生がPKを外して負けた訳ですが。

 サッカー日本代表は28日、インドネシアパレンバンアジアカップ3位決定戦の韓国戦に臨み、0−0のまま延長戦を含む120分間を戦っても決着つかず、PK戦の末に5−6で敗れた。
 以下は試合後の、羽生直剛(千葉)のコメント。

「(PKの失敗について)僕のミスです。あれで試合が終わり、大会が終わった。(キッカーについては)6人目までは名前が挙がっていた。正直、蹴りたくなかったけれど、あえて名前を挙げてくれたので、蹴るようにした。集中して、強い気持ちで臨もうとしたが……。
 初戦(カタール戦)でもビッグチャンスを逃した。今大会では初戦の重みをすごく感じた。あそこで点を取れていれば、その後は伸び伸びできたと思う。チームに貢献できなかった」

「チームに貢献できなかった」羽生直剛=サッカー日本代表(スポーツナビ)

との記事もありますが。


個人的には今大会の羽生には、高原の次の評価をしています。
途中出場、言い換えればいつもチームのピンチに登場して、持ち味のボールを受けるうまさと素早い動きで、準決勝サウジアラビア戦でのバー直撃のミドルとか、3位決定戦韓国戦でのこぼれ球のミドルとか。
後半の苦しい時間帯に、敵味方どの選手よりも一瞬に早い動きで、シュンスケよりもケンゴよりも遠藤よりも、「おっ!」と驚くようなチャンスメイクをいっぱいしてくれました。


ただどれもバーに当たったり、偶然立っている人に当たったりで決まらなかっただけ。


羽生は交代要員としてそして中盤の選手として、チームでいちばん”紙一重”を戦っていたでしょう。
これらの例え一発でも決まっていたら、国内のマスコミで羽生の文字が躍り、フィーバーになってたこと間違いなし。
今大会の羽生はそんなリスクの高いポジションでありました。


負けた原因はすべて羽生にあるわけではない。
みんなでやった結果。勝っても負けてもすべて全員の責任です。
羽生には早く立ち上がってもらって、これをきっかけにより切磋琢磨して頼りになるプレイヤーになってほしい。
サッカーファンのみなさんには、羽生の帰国を暖かく迎えてほしいし、そして今後の活躍を応援してあげてほしいです。