お返事差し上げたい

hira309さんのブログ「排球ガセッタ」で、私のブログの記事を取り上げてもらっているのをたまたま見ました。
http://blog.livedoor.jp/hira309/


バレーボールではメジャーなブログに、取り上げていただいて恐縮です(汗)
コメント欄に書き込もうと思ったのですが、長くなりそうだったので自分のところで。


私はJTを中心に観戦をしているのでJTのことしかわかりませんが。
JTはどのようなファンのどのような意見にも耳を傾けてくれるいいチームです。
私がこのチームが好きで応援してきた理由のひとつです。
私もそのご厚意に甘えさせていただいて、それぞれ男女バレー部に機会あるごとにご意見させていただいております。以前は手紙やメールでしたが、最近は会場などでお会いした際にタイミングを計って直接伝えることが多いです。
意見はすぐに実現できるもの、できないもの、多種多様ですが。
例えば「ホームアンドアウェーでの開催」や、「代表戦における過剰な演出」なども意見しています。
特にこれらはJTだけの問題ではないので、なかなか前を向いて進まないのが現状ではあります。


いろいろ会社の人と話をしていて私が感じるに、
JTはホームアンドアウェーであろうが、プロであろうが、会社の人とお客さんが喜んでくれるのであれば、無茶苦茶でなければどのような形でもいいように思います。


むしろ他のチーム(特に女子)が現状を変えることに無関心なように見受けられます。リーグにおいても代表においても。
現状を変えようということを、Vリーグ35チームのうち、いやプレミア28チームのうちでも、どれだけが考えているでしょうか?
スカウティングで大量のお金をまいて自分のチームを強くすることだけ考えて、リーグのことは考えない、代表に選手を出すことを拒む。そんなチームばかりではないですか?
「これだけいつもたくさんのお客さんが入って、運営もスムーズに行っている現状をなぜ変えなければいけないのか?」という考え方をしている。そんなチームばかりではないですか?
くどいようですが特に女子は。
”ピンチが現実に押し迫ってこないと重い腰を動かさない”日本人独特の気質も手伝って、動いてくれないんじゃないでしょうか?
むしろJTはそれらよりは前向きに考えてくれているほうだと思いますよ。
私が言うと贔屓目が入っているように見られると思いますが(苦笑)


山下部長も杉原部長も現場のトップですから、選手の声・ファンの声といった現場の実態はよく把握しておられますよ。そして中間管理職ですから、それらの声を上申しながらも、協会や会社から命じられたことに対しては反論したくてもグッと堪えて頭を下げているその現状は、こちらも痛いほど解ります*1
そして少しずつではありますが、協会やリーグでのJTの立場をアップさせて発言力を上げてきておられる努力もよく解ります。
黙って指をくわえているだけではない。これらの”見えない努力”は理解してあげてほしいと思います。



余談になりますが。
実際に意見を反映させてもらうには、愚痴のように自分の考えを並べるだけじゃなく、いかに信頼を得てそして行動をしていくか。
「人の心を動かすには、まず自分が動くこと*2」が大切なのではないでしょうか?





すみません、ついでにもうひとつ余談w
杉原部長にはよく怒られます。
「お前はいつも無茶を言って、現状を解ってない!」とか「サッカーやバスケとバレーを同じ土俵で比べるな!」と。
そりゃぁ選手で20年フロントで20年に亘って日本バレーのトップを牽引してきた人に、「バレーは遅れてる、サッカーやバスケは進んでる」
などとド素人が言うたものなら、部長の人生そのものを否定するようなものでプライドを傷つけてしまいますよね。
怒りたくなるのも無理はないと思います。
いつも失礼ばかりで申し訳ないデス。でもそうはいいながらもわたしたちを見てくれる目は温かいです。感謝しています。


人の心を動かすというのは、キャリアがあればあるほど、なかなか難しいものです(苦笑)

*1:特にスカウティングでの愚痴はよく聞きます。我々はどうすることもできないのですがw

*2:手紙で書いてから、足を運んで直に話を聞いてもらう